家具家電付きアパートメントとは?
家具家電付きアパートメントには、あらかじめ家具や家電が備え付けられています。
専門学生にとって、とても魅力的な物件なのでその理由を説明します。
家具家電付きアパートメントの基本的な特徴
家具家電付きアパートメントには、あらかじめ以下のような家具家電が備え付けられています。
- ベッド
- テーブル
- イス
- テレビ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- エアコン
- レンジ
物件によって備え付けられている物が異なるので、入居前に何があるのか確認してくださいね。
専門学生にとってのメリット
専門学生にとって家具家電付きアパートメントに住むメリットは、下記の3点です。
- 入居までの手間がかからない
- 初期費用が安くすむ
- 退去時に家具家電の処分費用がかからない
人によっては3月に専門学校が決まり、4月入学のタイトなスケジュールになるケースがあります。
そのような場合、一から家具家電を探して購入するのは大変ですが、家具家電付きアパートメントなら、探す時間も購入の手間も省けます。
また、荷物が少なければ自分たちで搬入でき、引っ越し業者の手配も不要かもしれません。
入学金や授業料、教材費などが一気にかかる新学期に、家具家電購入費などの初期費用を抑えられるのは、親御さんにとってもメリットでしょう。
そして学生時代が終わって退去する際には、家具家電を返却すれば良いだけです。
処分費用や手間がかかりません。
専門学生が家具家電付きアパートメントを選ぶ際のポイント
家具家電付きアパートメントを専門学生が選ぶポイントをご紹介します。
予算に合わせた賃料の確認
毎月かかる賃料は、重要なポイントです。
毎月の賃料が予算をはるかに超えてしまうと、生活を圧迫してしまうからです。
全国大学生活協同組合連合会の「第59回学生生活実態調査 概要報告」によると、一人暮らしの学生にかかる生活費1ヶ月分の支出は、127,500円であることがわかりました。
一人暮らしをしている学生の1ヶ月の生活費支出
- 食費 25,880円
- 住居費 54,130円
- 交通費 4,330円
- 教養娯楽費 12,840円
- 書籍費 1,500円
- 勉学費 1,260円
- 日常費 7,330円
- 通話通信料 3,190円
- その他 2,290円
- 貯蓄・繰越 14,740円
- 支出合計 127,500円
貯蓄を生活費に入れないにしても、11万円〜12万円ほどは1ヶ月にかかるようです。
仕送りやアルバイトで稼げる金額を想定して、支払える家賃の物件を探しましょう。
なお、家具家電付きアパートメントでは、賃料にWifiや光熱費が含まれているケースがあるので確認が必要です。
アパートの立地条件(学校へのアクセス)
専門学生は、長期の休みを除いて平日はほぼ専門学校へ通うことになります。
どんなに気に入ったアパートでも、毎日の通学が大変だとストレスになるので、立地条件も考慮しましょう。
学校まで徒歩や自転車で行けるか、あるいは公共交通機関の便は良いかなどです。
駅までが遠い、乗り換え回数が多いなどは、通学だけで疲れてしまうので検討が必要です。
家具・家電の設備内容と質の確認
自分に必要な家具や家電がそろっているか、確認も必要です。
備え付けの家具家電は、一人暮らし向けのコンパクトな物が多いので、勉強に適した机やイス、照明器具かなどチェックしましょう。
家具家電付きアパートメントの選び方と注意点
家具家電付きアパートメントを選ぶ際のポイントと、注意点をお伝えします。
契約期間と更新料の確認
契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」があります。
普通借家契約は契約期間が1年以上で、借主が希望すれば基本的に更新が可能です。
更新料は2年更新で賃料の1ヶ月分のパターンが多いですが、更新料が無いケースもあります。
一方、家具家電がついているマンスリーマンションなどは定期借家契約が多く、1年未満などの短期契約があります。
契約期間が満了すると自動的に契約が終了するので、住み続けたい場合は再契約しなければなりません。
契約形態と契約期間、更新料についてはしっかりと確認しておきましょう。
家具・家電の使用ルール
備え付けの家具家電は変更・撤去ができません。
そのため、納得できる家具家電の物件を選びましょう。
また、備え付けの家具家電が契約書では「設備」なのか、「貸与」あるいは「設備外」となっているのかにも注目してください。
「設備」であれば壊れた際には貸主が修理などを対応してくれますが、「貸与」や「設備外」の場合は、借主が修理などに対応する必要があります。
共用スペースの使い方とマナー
共用スペースとは、他の住人と共有して使用する廊下や階段などをいいます。
そのため自分本位な使い方をすると、トラブルに発展する可能性があります。
ゴミを指定の曜日以外に捨てる、廊下に私物を置くなどすると、隣人から苦情を受けることも少なくありません。
ルールやマナーを守ることにより、安心して過ごせる生活を過ごせます。
家具家電付きアパートメントを利用して専門学生生活を快適に
部屋の広さも入居期間も限りがある専門学生の生活では、少しの工夫で快適な生活に変わることもあります。
そこでちょっとした工夫の仕方をご紹介します。
部屋作りのコツとインテリアアイデア
家具家電付きのアパートメントは、家具が固定されていて部屋の模様替えができないケースがよくあります。
イメージしていた部屋にならずに落胆、とならないためにも、事前に部屋の様子を見ておくのをおすすめします。
また、狭い部屋を広く見せるには、部屋の中の色にメリハリをつけるのがポイントです。
カーテンやクッション、ブランケットや小物などでアクセントをつけると、立体感が出て印象が変わりますよ。
効率的な家電の使い方
家電は使い方によって光熱費を節約できます。
例えば電力消費の激しいエアコンには、サーキュレーターを併用して、温風や冷風が部屋中に行き渡るようにしたり、冷蔵庫に詰め込みすぎたりしないなどです。
少しの工夫で消費電力を抑えられるので、実践してみてください。
まとめ
家具家電付きアパートメントは、入退去の手間がかからない点や初期費用が安くすむ点で、専門学生の方におすすめの物件です。ただし選ぶ際には、家賃や立地、備え付けの家具家電の中身などしっかり確認してくださいね。
たかが数年といっても、毎日の拠点となる場所です。
この記事を参考に、ぜひ快適な住居を見つけてください。