家具家電付きアパートメントとは?
家具家電付きアパートメントとは、あらかじめ生活に必要な家具や家電が備え付けられているアパートメントをいいます。
家具家電付きアパートメントの特徴とメリットは次のとおりです。
家具家電付きアパートメントの特徴
あらかじめ家具家電が付いているアパートメントですが、備え付けられているアイテムは物件によって異なります。
そのため、事前にどのような家具家電が付いているか確認して、足りないアイテムは自分で用意しなければなりません。
多くの家具家電付きアパートメントに付いているアイテムは、下記のとおりです。
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- エアコン
- テレビ
- 照明器具
- 電気ポット
- コンロ
- ベッド
- イス
- テーブル
- カーテン
- 収納棚
備え付けられている家具家電については、内見時や不動産の担当者、契約書などで確認ができます。
早めに確認して、足りないアイテムについては自分でそろえる手配をしましょう。
家具家電付きアパートメントのメリット
家具家電付きアパートメントのメリットは、下記の3つです。
- 初期費用が安くすむ
- スムーズに新生活を始められる
- 退去時に手間がかからない
生活に必要な家具家電が備え付けられているので、購入の手間や費用がかかりません。
搬入の荷物も少ない分、引っ越し費用も安くなり、初期費用が抑えられます。
冷蔵庫などの大きなアイテムを購入する必要がないので、お試しに一人暮らしをしてみたい方や、単身赴任・学生の方など、短期滞在の人に向いている物件です。
また、家具家電がすでに設置されているので、引っ越して来た日に冷蔵庫に物が入れられる、洗濯ができるなど新生活のスタートがスムーズに切れます。
タイトなスケジュールで引っ越ししたい人向けともいえるでしょう。
メリットは入居時だけではありません。
退去時は、借りていた家具家電を返せばよいだけなので、荷造りの手間も処分費用も不要です。
レトロデザインのアパートメントが人気の理由
レトロデザインのアパートメントは、今、ひそかに人気を集めています。
レトロデザインを取り入れた生活はどうなのか、レトロデザインのアパートメントの選び方をご紹介いたします。
レトロなインテリアの特徴
レトロとは「古いことを好むこと」「古さを帯びた雰囲気」を意味します。
レトロなインテリアでまとめると、ノスタルジックな風合いが出て、温かみを感じる部屋になります。
レトロなインテリアの特徴は次の3つです。
- ユーズド感
- 懐かしさを感じる雰囲気
- 温かみのある差し色
あえて使い込まれたユーズド感のある家具が、レトロ感を出します。
ちゃぶ台や和ダンス、ガラス戸の食器棚などのような昔っぽい形状や素材も、レトロインテリアの特徴のひとつです。
また、レトロなインテリアの持ち味として、ちょっとくすんだような温かみのある色があります。
ベースカラーをブラウンにして、くすみがかった赤やオレンジなど優しい色を指し色に取り入れると、昭和っぽい雰囲気になります。
レトロデザインが与える生活空間への影響
レトロデザインを取り入れることによって、ぬくもりあふれる、落ち着いた生活空間になります。
木材をふんだんに取り入れた家具、温かみのあるくすんだ色合いのインテリアは、どこかホッとする居心地の良さを覚えるでしょう。
また、使い込まれた感じを良しとするレトロデザインは、使い込まれたドアや柱が新しいものには出せない味わいやぬくもりを演出してくれます。
経年劣化した柱さえも魅力的に見えてくるのが、レトロデザインの持ち味です。
レトロデザインのアパートメントを選ぶポイント
レトロデザインのアパートメントは、ただ単に古ければよい、というわけではありません。次の点に注意して選ぶようにしましょう。
- 水回りがリノベーションされているか
- 耐震基準は大丈夫か
水回りの設備が古いと、漏水したり湿気でカビが生えたりします。
そのため、キッチンやバス・トイレはリノベーションされているほうが快適に過ごせます。
また、古い物件で気になるのは耐震性です。
耐震基準が「震度5」から「震度6強から7程度」に変わった1981年6月以降に建築が始まった物件を選ぶようにしましょう。
家具家電付きレトロアパートメントを選ぶ際の注意点
家具家電付きレトロアパートメントを選ぶ際には、下記の3点に注目しましょう。
- 家具や家電の状態
- 予算やエリア
- 実際に住んだ人の口コミ
家具や家電の状態をチェックする
家具家電付きのアパートメントは、自分にとって不要なアイテムがあったとしても処分ができません。
そのため、備え付けの家具家電の要・不要、ニーズにあっているかを確認します。
たとえば備え付けの冷蔵庫が小さすぎても交換はできません。
洗濯機やエアコンの性能がイマイチでも、そのまま生活をすることになります。
内見時に確認をし、できれば正常に稼働するか見極めましょう。
予算やエリアでの選び方
予算を考慮することは、とても大切です。
無理な賃料を払い続けていると、生活が逼迫し快適な生活とはかけ離れてしまいます。
あらかじめ賃料として払える予算を決めてから、物件を探すようにしましょう。
また、どんなに気に入ったレトロアパートメントでも、不便な生活スタイルだといずれストレスが溜まって失敗してしまいます。
交通の便がよい、近くにスーパーがあるなど、自分の生活スタイルにあったレトロアパートメントを探しましょう。
実際に住んだ人の口コミを参考にする
実際に住んだ人の口コミは、リアルな情報として有益です。
住んでみないとわからないメリット・デメリットを発見できることもあるでしょう。
口コミサイトを活用する、あるいは不動産会社の担当者に聞いてみると、見ただけではわからない情報が手に入ることもあります。
まとめ
家具家電付きレトロアパートメントなら、家具家電の購入の手間や費用がかからないので、手軽に憧れのレトロな生活を始められます。ただし物件にこだわりすぎて、予算やエリア、構造などをないがしろにしてしまうと、後悔するケースもあるので、よく検討してから決めるようにしましょう。
ぜひ本記事を参考にして、あなたのホッとする空間を手に入れてくださいね!